趣味への路 1
映画が好きだ
しかし せっせと足を運んで観に行ったのは2〜3年前までの事
ここ最近はとんとご無沙汰で去年はとうとう年間10本を切ってしまった
なので映画を趣味と言えるかは人それぞれのジャッジに委ねるが それでも映画は好きだ
「EL BULLI」世界一予約が取れないレストラン
スペインのレストラン エルブリのドキュメント映画
このレストランはたった45席に年間50〜200万件の予約希望者が殺到する店で「世界のレストラン50」(世界のシェフ達の多くはミシュランの星よりこちらの順位がほしいそうな)で1位を最多数獲得している店で 1年の内半年を次のメニュー作りの為半年店を閉める店でもある
地を這うような旅のスタイルをし続けローカルの人達と混じってローカルフードを頬張ってきたので 何とかしてココに予約を入れてスペインに行って参りましょう! というスタンスはハナからなかったが この映画を知って観に行きたいとは兼ねがね思っていた
内容は次のシーズンのメニュー作りに翻弄するスタッフ達をカメラが追うもので演出の音も無ければハイテクを駆使したカメラワークもない ただスタッフ達を遠巻きに撮っている THEドキュメント
フェラン・アドリア総料理長指揮の下主任シェフ達(たった3人 しかも若い)がアーダコーダと試作を重ねていく 感心したのは徹底した食材の研究と管理
1つの食材の特徴 匂い 食感 似ている食材 煮たら 焼いたら どうにかしたら、、、、細かくノートに書き出し 作った料理は必ずカメラに収めレシピと共にPCに入力していく なんともITレストラン
Fアドリアが日本では粉薬をオブラートに包んで飲むとスタッフ達におしえたり “カキ”とか”ユジュ“と聞こえる側から字幕に柿 柚子 とでてなんだか嬉しい
アドリアにダメ出しをくらいながらも色んな方法て構築 再構築を繰り返していく 料理は科学だと再認識する
その最左翼だか最右翼にここの料理はあるのだろう
エンディングにこのシーズンの全メニュー(35〜40)の写真が出るがちっともそれを観て食指が動かない 味や香りが想像出来ないのだ ただ200万件の中から選ばれた人達を五感で右脳を刺激してやりたい というのが伝わる
食感が生み出す新しい味に舌もパージョンアップしたい もしチャンスがあったら行って五感を堪能したいとさえ思った
余談ですが 、、、エルブリは去年閉店 アドリアは2年の休養するそうな
エルブリとはフレンチブルドッグのこと 最初のオーナーの愛犬がフレンチブルドッグだったから