中国 カイラス巡礼3 ここが始まり
早速ヒゲの伊藤さんからアンサーいただきました →「ここをポちとな~」
この投稿は1999年から2001年までのバックパックを背負って世界を放浪した話を書いてます
「絶対カイラスに行ってきてね!!」
さっきからお客さんの笑顔と一緒になってリフレインしているのだけれど
頭の中の笑顔とは裏腹に心臓のリズムに脳ミソが絞られるような痛さに
いくら周りの空気を吸い集めても己の身体なのに廻っていく気配がしない
乱れる呼吸と心臓の打つ音が我が鼓膜をBeat it !
呻き声を洩らす事すらだるく 10歩進むと10分は休まないと足が
まったく前に出なくなる まるで中世風の足かせを着けたかのようだった
漆黒のヒゲの伊藤さんがこちらのペースにあわせてくれて心配そうに見ている
のが解るが ”大丈夫!”と右手を挙げることさえ出来なく 顔を仰ぎ見る
のが精一杯だった ここでも足を引っ張ってしまった不甲斐なさに
八つ当たりして蹴った石が滑落していく音さえ呼吸と心臓の音で打ち消されてしまう
峠の頂上まであと10メートルはありそうだ とうとう標高は5600メートルを越えた
カイラス巡礼 ドルマ・ラという魔の峠を越えるまであとチョイという時であった
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当時(1998)まだ美容一筋という時 何かと話が合い美容師としてハサミを
本格的に持ったばかりの頃から応援してくれてるお客さんからの一言からそれは
始まったのだった 共にチベットにも精通していたこともあり 旅の道中に
チベットも行けたらいいな、、、、と言ってる自分に
「絶対カイラスに行ってきてね!」と笑顔で言われ こちらも満面な笑顔で
「ハイ!!」と答え 心では「無理だな、、、」と即答していた
そんな自分が今カイラスを巡礼している、、、、、
アンサーブログ →「聖山の手招き」
参考ブログ(これからのルートマップ付) →「チベット小考」
旅のオマメ
中世風の足かせ……大きな砲丸みたいな丸い鉄の塊がついてるやつ
ドルマ・ラ……..ドルマ峠 カイラス巡礼中の最大の難所 峠の標高5630m