中国 カイラス巡礼4 さらば ナガイさん モモレンジャー
この投稿は1999年から2001年までのバックパックを背負って世界を放浪した話を書いてます
カイラス行きが明確になり まさか自分が行けるとは思っていなかったので
急にカイラスへの思いが熱くたぎる
『カイラス』でそそり 『巡礼』という言葉でも食指は動く
カイラス巡礼……なんて旅人の心をかき立てるコンテンツが満載なのだろう
旅のエキスパート髭のイトウさんの誘いという渡りに(豪華客)船を
いいことに 緊張より旅のルートの視界が開け安堵を通り越し これからの
カイラスへの道のりが楽勝に思える
モモレンジャーにカイラス行きを告げると ”そりゃ凄い!”と健闘をたたえるも
「その格好で行くの?」と半ば心配そうに 半ば呆れたように聞く
当時 我がいでたちはすっかり無印良品張りの生成り色に成り下がったヘインズ
1枚にヨレヨレのパイル地のパーカー インドで買ったクルタにパジャマ
シャクティマンTシャツにギルギットで買ったストールのみで 我が身体を
武装するにはあまりにも貧弱すぎたようで いつか来る冬将軍云々などに
立ち向かうにはあまりにも石高が少ないのは周りの目にも明らかだったらしい
それすらあまり深く考えていなかった残念な自分であった
これから南へと出発するので必要ないから という理由でモモレンジャー
からL.LBeanのドカジャンを頂く なんだか急に 加藤清正や源義経が
側近についた気がする
まずはフンザをいつ出発するかということで イトウさん指揮の下
ミーティングを開くが ウンウンうなずいてばかりで おんぶに(お姫様)ダッコ
の自分に今(2012)となってつくづく情けなく思う
ホール&オーツでいうところのD.ホールはイトウさんであって
名曲『Private Eyes』のPVでスタイリッシュに熱唱するD.ホールの後ろで
チョロチョロしているJ.オーツはまさに自分とリンクするのであった
そしてフンザ出発の日 まずはパキスタン側国境の村 スストを目指す
ナガイさん モモレンジャーが見送る姿を背にバックパックを背負い直す
ダラムサラから始まったドタバタな5人の一行が別々の旅へ向かう
ダライラマ14世との謁見や一緒に国境を越えたこと 体調を壊した自分に
ドンマイというやさしい眼差し 旅の思い出フードトップ10に入るであろう
ラカポシ、ディランをバックに食べたmaggieのインスタントラーメン、、、
皆の旅の無事をダライラマがブレッシングしたヒモ(結局首に巻いた)に
手を当て願いを込める
<写真 ナガイさん>
ワゴンにゆれススト到着 夕方に近いのだが周りの山が近いせいか
日暮れでもないのに薄暗い すばやくその辺の宿にチェックイン
すばやくパキスタンルピーの半分を中国元に替え すばやく中国行きの
バスチケットを買うイトウさんの後をアワワ、、と置いていかれないように
あわてて手配する
バスは明日の9時30に出るらしい 明日はもう中国なのだ、、、、
替えたばかりの中国の札をしげしげながめながら今になって急に我がケツに汗が
ジットリしてくるのだった
旅のオマメ
シャクティマンTシャツ ↓
インドのヒーロー シャクティマンのことはいずれ書こうと思う
ナガイさん…….ヘビメタ プロレス好きの現10kg増 旅の間ナビありがとうございました~
モモレンジャー……本名 ミズキさん 現在北海道でパティシエとして 皆の舌をウットリとさせている らしい
ホール&オーツ……アメリカのポップスデュオ 名曲『I can’t go for that』のサビのところは ”今日のおかずはあげどうふだ~ “と聞こえる
旅の思い出フード….↓ 旨かったなー 手前の山がラカポシ(7788m) ディラン(7275m)