旅日記 Next Door 1 シンガポール
ここでの話はチョットした旅の話を綴っています
先日4/8〜4/12まで店の研修旅行でバリ島に行って来た シンガポール経由で「行き」はシンガポールに4時間のトランジットがあった為日程表を見た時からウズウズしていた
シンガポールの街に行ける
4時間といっても出国 入国 セキュリティチェックを抜いて街をブーラブラするのは実質3時間とよんでいた それでも街に行ける そうもよんでいた
3時間….ピンクレディーが最も忙しかった時の睡眠時間 新幹線東京ー神戸間の移動時間 VOLUMEでカットしてブリーチしてから派手なカラーリングをする時間….長い様な短い様な、、、
で 街に出ようと思う
シンガポール チャンギ空港に予定より30分程遅れて到着、、、
ピンクレディーは叩き起こされ 東京ー京都間となり カットと普通のカラーリングの時間しか無くなってしまった
少し焦ってはいたが出国し両替しタイマーを2時間とセットする(帰りのタクシーの時間は抜く)
タクシーでかっ飛ばしてもらった先は
マーライオン公園
マーライオンは世界三大ガッカリの1つと旅人からよくそんな話を聞いていたが逆に興味をそそる
三大ガッカリの事前情報で期待のバーは低くデフォルトされていた為
マーライオンが大きく立派に見える
少なくとも自分はそう思う
マーライオンが水を吐き出す先に
マリーナベイサンズが更に立派にそびえている
想像以上にデカイ 船の形をしたスカイガーデンに目がいくがその下のホテル3棟の形が何というか、、、不思議だ
すべて形が真っ直ぐで無い
船首に向かってややせり上がっている為 棟の高さも違う 上から船が落ちて来てホテルの棟が少しくじいた様に見える
興奮にテンションが騰がり体温が上がる そう 兎に角蒸し暑い
薄ら寒い東京からそのままの格好はTシャツの下にロングTシャツ 短パンの下にレギンス 更に不快指数が上がる
ここはシンガポールの中でも都会の為うっかり裸になる事もままならない
そのままホーカーズへ行く
タクシーを止めようとするが一向に止まらない 地図だと1kmぐらいなので歩く事にする
ロングTシャツとレギンスが体温を更に上昇させる
ホーカーズはアーケード内の大きな屋台村みたいな処だ ここにアジア一帯の屋台が連なっている 今までのアジアと違い屋台といえども綺麗だ
デパートの屋上の食堂や高速のサービスエリアの様
ここでやっとビールで一息
噴き出す汗はピッチピチのロングTシャツが吸い取っていく、、、不快だ
ビールを飲みながら次なる目的地を地図でなぞりタイマーを見るとタクシーしか選択の余地はない
タクシーが走ってそうな大きな通りで手を上げても捕まらない 焦り始めた時
1人のおっちゃんが「タクシーはタクシー乗り場でなければ止まらない」
と 教えてくれる どうやらシンガポールではそういう事らしい、、、
教えられた乗り場でやっと拾い 発音に苦戦しながらも無事到着
真っ白いターバンに真っ白い制服を着たガタイのいいインド系のおっちゃんがドアを開けてくれるのを神妙な面持ちで降りるとそこはサマセット・モームが宿泊し シンガポールスリングの発祥の地
外観を眺め「月と六ペンス」を想い(忘れたけど) シンガポールスリングを想う(ここ10年は飲んで無いけど)
ラッフルズホテルはそんな大きくない
箱根の富士屋ホテルの様だ
このホテルの裏側に今回の旅の最終目的がある「シンガポールチキンライスを喰う」だ
シンガポールチキンライス(海南鶏飯)…
鶏肉から取った出汁で炊いたご飯の上に茹でた鶏肉がのっかたメシだ タイではカオマンガイ、、、これを食べたかった 大好物だ
この辺りはチキンライス屋が沢山有るらしく何軒かピックアップしていた
早速目星を付けていた1軒に入る
早速頂く 鶏肉はシットリ柔らかい 頬張るとチョイチョイ小骨が邪魔だがやはり旨い!
タイマーを確認すると時間はまだ余裕 腹もまだまだ余裕 なのでもう1軒ハシゴ
アジアのメシは少ない こういう時は嬉しい
さっきの処と味の差異はなく充分我がバカ舌を満足させる味だ 旨い‼
地図の行くべき処は全てチェックした
これから街をブーラブラしてもこの辺りは旅行者の目を刺激する様な処は無いらしい 昼から開いているバーが有りシンガポールスリング! と思ったが
刻一刻と時は刻まれセットしたタイマーは着々と終了の時間へと進んでいく
少し早いが帰ろうとタクシー乗り場を探すと“120m先” との看板 これで余裕
と道を沿って行くと左右二手に分かれてある このどちらかの方向4〜50m先にタクシー乗り場がある 迷って左へ進む 進む、、、進む、、充分100mは歩いた
タクシー乗り場は無い どうやら反対にあったようだが 引き返すのも癪に触ったのでそのまま直進 進む 進む、、、、進む、、、次なる乗り場があるはず
、、、であった、、、が歩けども歩けども乗り場が見当たらない 進む 進む
進む、、、
もはや引き返す時間が厳しい処まで来てしまった
体温が上がるも噴き出す汗はねっとりした汗に変わる 手に持っている地図は汗でヨレヨレになり大まかなアウトラインしか分からない
そしてタイマー終了のアラームがけたたましく鳴る
歩くとキュッキュッと音がしそうな位我がケツにも汗が出る
これは、、、本当に、、、ヤバい、、かも?
道端でたむろしている人達にタクシー乗り場を聞くと 逡巡した挙句 やっとタクシー乗り場発見!
幸いすぐタクシーは来てくれた、、、
のだが 渋滞、、、
やっと動き始めたら目の前で赤信号
、、、
足は32ビートを刻む
クーラーの中持っていた地図は太古の宝の地図の様にボロボロだ
渋滞を抜け高速に入ると運ちゃんは無言でかっ飛ばしてくれる ホッと一息も束の間 空港まであと少しという処で4車線あった道路が急に渋滞、、、
ノロノロ進むタクシーの中 我がケツはオイルを塗った様でケツ拓(魚拓)が綺麗に取れそうな位だ 渋滞の原因は事故であった
大破した車を横目に再びタクシーはかっ飛ばす
無事空港到着 出発25分前
シンガポールに3時間半トランジットのある方 シンガポールの街をブーラブラしてはいかがでしょう?
旅のオマケ